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学校給食・食育関連情報

2026.01.27 NEW!!【Jミルク】シンポジウム「学校給食用牛乳の多面的価値を未来へつなぐ-地域が育む子どもの成長と持続可能なフードシステム-」が開催されました

一般社団法人Jミルクは、1月19日に東京都内において、学校給食用牛乳をテーマとしたシンポジウムを開催しました。当日は6名の専門家より、学校給食用牛乳を取り巻く環境や課題、今後の方向性について、研究成果や具体的な提案が発表されました。

「学校給食で提供される牛乳の栄養及び地産地消食品としての意義について」をテーマとした野末 みほ・常葉大学健康プロデュース学部教授の講演では、47都道府県の89施設を対象とした調査結果が報告されました。その中で、学校給食における牛乳の提供は、カルシウムのみならず微量栄養素の供給にも寄与していることが確認されました。また、フードマイレージの算出結果から、牛乳はその栄養的価値に加え、環境負荷の観点からも学校給食で推奨できる食材の1つであることが示されました。

「学校給食用牛乳提供の意義と地域における持続可能な提供に向けた展望」をテーマとした柴 英里・東洋大学食環境科学部准教授の講演では、児童生徒数の減少や配送エリアの広域化に伴う配送コスト増が、地域乳業メーカーの持続可能性に影響を及ぼしている現状が指摘されました。一方で、午後配送や隔日配送など、弾力的な配送システムを導入した事例が紹介され、今後の持続可能な供給に向けた有効な方策となり得ることが示されました。

「学校給食用牛乳提供システムの持続可能的再構築-関係者の協働を支える制度とは-」をテーマとした清水池 義治・北海道大学大学院准教授の講演では、学乳供給を困難にしている主な要因として、①季節的な需要変動の大きさ、②物流における過度な負担、③風味異常問題への対応の3点が挙げられました。あわせて、これらに伴うコストが入札価格に十分反映されていない実情についても指摘されました。その上で、対応策として、①現場と物流運用の弾力化、②持続可能な契約形態とDXの強化、③学乳制度そのものの柔軟な運用が示され、学校給食用牛乳は子どもたちの健やかな成長を支える「公的なインフラ」であり、教育現場、行政、農協、乳業者による「協働」が不可欠であるとまとめられました。

このほか、学校給食用牛乳を取り巻くさまざまなテーマについて講演が行われたほか、関係者によるパネルディスカッションも実施され、活発な意見交換がなされました。学校給食用牛乳が持つ多面的な価値を改めて確認するとともに、地域と連携した持続可能なフードシステムの構築に向けた課題を共有する場となりました。


▼開催概要・プログラムタイトルは、Jミルク公式HPよりご確認いただけます。
https://www.j-milk.jp/news/260119symposium_info.html
出典:一般社団法人Jミルク 2026年1月7日 「シンポジウム開催のご案内」

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