2021.09.02 【文部科学省】「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告を公表
文部科学省は、2021年8月20日に「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告を発表しました。文部科学省ではこれまでに、1人1台端末環境のもと、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指し、新しい時代の学校施設の在り方と推進方策について有識者会議において議論を進めてきました。
この度公表された中間報告では、「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告では、「Schools for the Future『未来思考』で実空間の価値を捉え直し、学校施設全体を学びの場として創造する」をキーコンセプトに、「学び」「生活」「共創」「安全」「環境」という5つの姿の方向性とともに、学校設置者および国における推進方策が提言されています。
また、「学び」の方向性としては、
●「学習空間を、均質で画一的なものから柔軟で創造的なものに転換」
●「読書・学習・情報のセンターとなる学校図書館の整備(ラーニングコモンズ)」
●「教職員の教材製作空間(スタジオ)、コミュニケーション・リフレッシュの場(ラウンジ)の整備」
が挙げられ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向け、柔軟で創造的な学習空間の実現を目指しています。
学校施設整備の推進方策については、学校設置者に対し、新しい時代の学びに対応した教育環境向上と老朽化対策を一体的に推進すること等を提言し、国に対しては、「学校施設整備の優先度の可視化と計画的・効率的整備の促進」「学校施設整備のための財政支援制度の見直し・充実」「学校施設整備・活用推進のためのプラットフォームの構築」等を提言しています。
〇「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告の公表について(文部科学省ホームページへリンク)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/toushin/1414523_00002.htm