2019.01.22 学校における働き方改革特別部会(第21回)を開催、パブリックコメント結果資料配布、文部科学省
平成31年1月11日(金)に学校における働き方改革特別部会(第21回)が開催され、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申(案))」及び「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン(案)」について話し合いが行われました。
その中で、昨年の12月に行った、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申素案)」に関する意見募集(パブリックコメント)の結果資料が配布されました。
意見募集の実施期間(平成30年12月6日~21日)中の意見総数は、3208件となり、学校給食関連項目についてのパブリックコメントは、下記のような意見が寄せられています。
〇給食や清掃の時間は、たしかに外部人材に任せることも可能だが、生徒指導上の諸問題も起きやすく社会性を学ぶ時間であり、教師にとっても児童生徒と触れ合うために大切な時間。外部人材の参画を促すのであれば、責任関係を明確にした上で、連絡調整の負担軽減を図るべき。
〇給食時間の指導は教育活動であり、ランチルームで効果的な指導ができるか疑問。安全性の観点からもボランティアに全面的に委ねるべきではない。ボランティアは栄養教諭等の補助として参画することを明確にすべき。学級担任の負担を軽減しつつ効果的な給食指導をするためにも、栄養教諭の配置が望まれるところであり、栄養教諭の働き方についても触れてほしい。
〇食物アレルギーの対応にあたっては、原因食物を「提供するかしないか」という二者択一の原則が徹底されていない現状がある。負担軽減だけではなく、事故が起こらないように二者択一の原則を保護者に周知徹底することが必要。また、給食についての正しい対応を知らない教師が多い。教師の仕事が原則なのであれば、教職課程において正しい対応方法を学ぶようにすべき。それにより、負担軽減につながる可能性もある。
学校における働き方改革特別部会(第21回) 配付資料は下記URLよりご覧ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1412402.htm