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2018.11.15 県主導で児童に無料朝食を提供、学力向上を目指す初の試み、広島県

広島県では、平成30年度より県内の全ての子供たちが朝食を食べることができる環境を整備し、「確かな学力」と「学力に必要な生活習慣」を身に付けてもらうため、モデル事業に取り組んでいます。

そのモデル事業が、11月14日に廿日市市の阿品台東小学校で始まりました。県によると、都道府県主導で行われる無料朝食提供は全国にも例がなく、初の試みだということです。
学校の敷地内の児童館で週に1度、登校時間帯に希望するすべての児童に、調理不要なシリアルやパン、野菜ジュースなどが無償で提供されます。
食品は、協力企業から調達し、準備や運営は地元の住民に、ボランティアとして運営してもらいます。
県は今年度、小学5年の児童と中学2年の生徒がいる計約2万5000世帯を対象に初の生活実態調査を実施しました。いずれも4分の1の世帯が低所得など「生活が困難な状態」にあり、小学生ではそうでない層に比べて朝食を食べない割合や授業が分からないと感じる割合がそれぞれ3倍程度高いという結果が出ています。
今後、県内2~3か所程度でモデル事業を実施し、事業に要する経費や運営方法、成果などを検証し、次年度から県内への普及を図る予定です。

広島県ホームページ
朝ごはん推進モデル事業についてはこちらよりご覧ください。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/260/2018breakfast.html
広島県子供の生活に関する実態調査結果についてはこちらよりご覧ください。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/260/jittaityousakekka.html
 

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