2019.08.27 第3回栄養教諭食育研究大会が香川短期大学で開催されました
2019年8月24日、香川短期大学にて、「第3回栄養教諭食育研究大会」が開催されました。
【テーマ】 「エビデンスを創出できる栄養教諭を目指して」
【開催日時】2019年8月24日(土)
【開催場所】香川短期大学
【講演内容】
○講演
「学校給食摂取基準について」
文部科学省初等中等教育局 健康教育・食育課 学校給食調査官 齊藤 るみ
○パネルディスカッション
「美味しい給食作りを目指した調理場の運営」
コーディネーター 女子栄養大学 名誉教授 金田 雅代
パネラー 袋井市教区委員会 おいしい給食課 主任主査 石塚 浩司
株式会社AIHO 営業本部 部長 熊谷 文伸
東京サラヤ株式会社 公衆衛生部 課長 岡村 泰史
中部電力株式会社 営業部 課長 根岸 傑
○研究発表
講評 神奈川工科大学応用バイオ科学部 教授 饗場 直美
・福島県「東日本大震災が福島県の学校給食の地場産物活用に及ぼした影響についての検討」
・富山県「児童における朝食摂取状況とその環境要因-赤黄緑の三色食品群の組合せから見た朝食内容の比較-」
・岐阜県「小中学校教職員の食育の意識と栄養教諭との連携」
・岐阜県「学校給食のこんだてにおける地場産物使用と行政施策との関わり」
・滋賀県「真空冷却機の導入による献立内容の変化」
・島根県「島根県の栄養教諭と学校栄養職員の職務の実態」
・広島県「学校給食の献立内容による残食率の差とその要因」
・香川県「学校給食の野菜量と家庭での野菜摂取行動の関連について」
・鹿児島県「学校における教職員の食育に関する意識と指導の実態について」
【ポスター発表】
・「米粉の粒子径による品質への影響」
・「献立計画をもとにした食育教材に関する一考察」
・「料理を作る人食べる人、双方の和食に対する興味関心についてークックパッド株式会社食べみるサービスのデータからー」
・「学校給食実施基準の一部改正による食塩相当量と残菜の変化について」
・「袋井市の学校給食における食物アレルギー対応について」
・「岐阜県学校給食会の学校給食の地場産物使用に果たす役割」
「栄養教諭が安全でおいしく魅力ある学校給食の生きた教材としての活用や職務内容等に関する研究を実施することで、学校給食や学校での食育の効果を客観的に評価し、学会等で広く発表できるよう自らの資質を向上させ、学校における食育を推進すること」を目的として発足した栄養教諭食育研究会は、本大会で3回目の開催となります。昨年より2県多い、9つの県ごとに分かれて、日々の現場の業務内容をテーマとして、データ集計から導き出された考察・結論の発表が行われました。
3年間熱心に研究を続けてこられた会員の先生方の中には、積み重ねてきた食育実践の検証結果を教職員・保護者と共有することにより、さらに連携して食育を推進することが出来たというお話しもありました。今後もこの取り組みを続けていただき、子供たちのすこやかな成長に向け、学校・地域全体で連携し、健全な食生活の実現に取り組んでいかれることを期待しています。