2021.09.27 「国連食料システムサミット」が初開催
2021年9月23日に食料システムの持続性の確保を世界的な共通の課題として議論する「国連食料システムサミット」が初めて開催されました。サミットはオンライン形式で行われ、130を超える国が参加しました。
今回のサミットでは、食料システムの課題として下記5つのテーマが設定され、それぞれの課題をどのように解決していくべきかについて、議論が行われました。
1.質(栄養)・量(供給)両面にわたる食料安全保障
食料の安定供給、食料の安全保障の確立
2.食料消費の持続可能性
食育、健康的な食事、食品ロス削減、地産地消
3.環境に調和した農林水産業の推進
農林水産業が環境に及ぼす影響への対処(含デジタル化)
4.農山漁村地域の収入確保
女性や若者を対象とした農山漁村での雇用創出と生計の安定
5.食料システムの強靭化
新型コロナを踏まえた食料サプライチェーンの強靭化
主催者であるグレーテス国連事務総長は各国政府に2030年までのSDGs(持続可能な開発目標)達成のために約束を果たすよう呼びかけました。
国連食料システムサミット(農林水産省ホームページにリンク)
https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/FAO/fss.html
国連食料システムサミット(国連ホームページへリンク)
https://www.un.org/en/food-systems-summit