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事業概要
オーストラリア・ニュージーランドから良質の脱脂粉乳を輸入し、学校給食会を通じて提供しています。
学校等給食用としての用途限定で、関税無税の特別措置を受けています。
ご使用にあたっての注意事項
をご覧ください。
学校給食用脱脂粉乳事業の概要
事業目的
学校給食に使う脱脂粉乳は、良質な乳タンパク質並びにカルシウム、亜鉛などが豊富に含まれており、パンや調理に使用することにより、成長期にある児童・生徒に非常に有効な食品です。
また、外国産脱脂粉乳の使用を通じて子ども達が外国や外国産の食材に目を向ければ、外国を理解するきっかけになり、「学校における食育」の一つのテーマにもなると考えられます。
当協会は設立以来、学校給食用物資に関する調査研究・改善を行い、学校給食事業に関する助成並びに学校給食の普及推進を図ってきました。 今後も学童の体位向上、食生活の改善、栄養知識の普及のため、「学校等給食用脱脂粉乳の供給事業」を積極的に実施し、学校給食の発展に寄与したいと考えております。
移管の経緯
平成18年4月から学校給食用脱脂粉乳の供給事業が(独)日本スポーツ振興センターから当協会に移管されました。
その経緯は次の通りです。
- 脱脂粉乳は、戦後学校給食の再開当初から連合軍の放出、あるいはガリオア 資金等により無償で供与され、貴重な動物性タンパク質、カルシウムなどの供給源として、児童生徒の体位向上に著しい効果をもたらすなど、重要な役割を果たしてきております。 その後、学校給食への国内産牛乳の使用増加に伴って、脱脂粉乳の使用量は次第に減少し、昭和38年から続いていた国庫補助金も昭和51年度には打ち切りとなりました。
- 利用方法は当初ほとんど飲用として使用しましたが、現在ではパン混入が90%、調理用が10%です。 国の政策として関税無税の特別措置がとられています。 長い間(独)日本スポーツ振興センターが取り扱ってきましたが、平成13年12月の閣議で「諸条件を調えて、センターの業務としては廃止する」ことが決定し、平成18年3月31日をもって廃止する政令が発せられました。
- 脱脂粉乳は学校給食に欠くことができない重要物資であるため、センターは各都道府県学校給食会の総意に基づき、関税無税の特別措置が存続することを条件に、従来の一元的な供給体制により安定供給が可能な体制を整える必要があることから「脱脂粉乳取扱業務移管検討会」を立ち上げ、検討してきました。
- その結果を受けて、当協会が当該事業の移管を受け事業を継続することになりました。